子宮頸がんは20代〜30代の若い女性に急増中!

40代以降からリスクの上がるがんが多い中、子宮頸がんは比較的低い年齢から発症する可能性のあるがんです。特に最近は、20〜30代の女性に急増していますので、若いからといって決して油断はできません。

ただし子宮頸がんは、定期的に検診を受けることで早期発見しやすいがんでもあります。

発見が遅れてしまうと、治療のために子宮を摘出しなければいけなくなることもあるため、特にこれから妊娠・出産を希望する若い女性は、ぜひ検診を受けるようにしましょう。

なぜ子宮頸がんが若い女性に増えているのか、また何歳ぐらいから検診を受けるべきかなどについてご紹介していきます。

子宮頸がんは低年齢化が進んでいる!

子宮頸がんの罹患年齢は、ひと昔前に比べて低くなっています。グラフを見ても、数十年前と比較して、20〜30代で罹患する女性が増えていることが分かります。

子宮頸がんの年齢別罹患者数

※国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より

たとえば2011年のデータでは、子宮頸がんの罹患者数は全体で11,378人、そのうち20〜39歳の女性は2,820人となっています。つまり全体のおよそ4分の1は、20〜30代の女性が占めているということです。

子宮頸がんの発症のピークは40代前半ですが、それより早く罹患する女性が急増していますので、若いうちから気を付けなくてはいけません。

ちなみに子宮頸がんの死亡者数は、2014年のデータでは全年齢で2,902人、そのうち20〜30代は190人となっています。

がん全体の中では、子宮頸がんの予後は決して悪くなく、死亡者数も少なめですが、それでも年間200人近くの若い女性が命を落としているのも事実です。

また子宮頸がんの場合、命に別状はなくても、発見が遅れると治療のために子宮を全摘出しなくてはいけないことがあります。

特にこれから出産する可能性の高い20〜30代の女性にとっては、ぜひとも避けたい選択ですので、早期発見に努めることが大切です。

なぜ子宮頸がんは若い女性でもかかることがあるの?

子宮頸がんは、すべてのがんの中でも低年齢化が目立つがんです。

胃がんや肺がん、大腸がんをはじめとする多くのがんは、喫煙や飲酒、食事などの生活習慣の積み重ねによって発症する場合が多いため、40代以降にリスクが高まります。

遺伝性の強いがんは、20〜30代で罹患することもありますが、きわめてまれなケースです。

一方、子宮頸がんは性交渉によるウイルス感染が主な原因ですので、性交渉の経験がある女性であれば、誰でも罹患する可能性があります。

特に最近は、ひと昔前と比べて性交渉を経験する年齢が低くなっていますので、それだけウイルスに感染する年齢も早くなっていると考えられるのです。

ですから一度でも性交渉を持ったことのある女性は、必ず子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。

精度の高い「細胞診」で、子宮頸がんの早期発見が可能!

子宮頸がんは、幸いなことに検診で早期発見しやすいがんの一つです。

子宮頚部は、子宮の入り口部分にあたりますので、膣を通して直接、細胞を採取することができます。

このような「細胞診」は、X線やエコーなどを使った画像検査よりも一般的に精度が高く、高確率でがん細胞の有無を判断できる点がメリットです。

また定期的に細胞診を受けていれば、がん化する一歩手前の「異形成」と呼ばれる段階で発見できます。異形成とは、細胞の形が変化した状態です。

子宮頚部の場合、クラス1〜5までの5段階に分類され、クラス1と2はがんの可能性がない段階となります。

クラス4とクラス5ではがん化が疑われますが、そこまで行く前にクラス3の異形成という段階を経ますので、きちんと検診を受けていれば、実際にがん化する前に見つけることができるのです。

異形成の細胞が見つかれば、医師の指示にしたがって慎重に経過を観察した上で、本格的にがん化する前に治療することもできます。

この段階での治療は、病巣のみを切除する簡単なものですので、子宮を失うこともありません。

子宮頸がん検診は、20歳以上から低料金で受けられる!

子宮頸がんは若い女性でも罹患するリスクがあるため、検診も早い年齢から対象となっています。

多くの自治体では、20歳以上の女性を対象に、2年に1度の割合で費用を助成しているはずです。

自治体にもよりますが、無料もしくは1,000〜2,000円などの低料金で検診を受けられますので、一度でも性交渉の経験がある女性は、ぜひ活用するようにしましょう。

子宮頸がん検診では、前述した通り細胞診を行なうため、検査に抵抗のある女性も多いかもしれません。実際、婦人科にかかるのが嫌で、なかなか検診に行けない女性もいるようです。

しかし、赤ちゃんを育む大切な子宮を守るためにも、子宮頸がん検診を受けることは非常に大切です。どうしても抵抗の強い女性は、女医さんのいる病院を探してみることをおすすめします。

子宮頸がんは、しっかりと検診を受けていればほぼ確実に早期発見・早期治療ができるがんです。若い年齢の女性も「自分にはまだ関係ない」と思わずに、ぜひ検査を受けるようにしてください。

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